日本において、寮・社宅・社員寮と言われる福利厚生を完備している会社が世の中にはかなり多く存在しています。そんな社員寮について、あまりいい話を聞かないことが多いのではないでしょうか。
社員寮に入ろうか迷っている、社員寮に入らなければならない状況だけど不安しかないという人がこの記事を見ているでしょう。社員寮は寮タイプや会社の仕組みにによるので、結論、寮次第と言えるでしょう。この記事では、実際に口コミや評判を通じて紹介しているので、社員寮をやめとくべきかどうかの判断材料にしてください。
(この記事を読むことでわかること)
・社員寮の種類について
・社員寮はやめとけと言われる理由
・社員寮のメリット
・社員寮のデメリット
・社員寮に向いている人
・社員寮に関する口コミや評判
- 社員寮ってどんな感じ?
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社員寮と言ってもさまざまな種類、パターンがあります。例えば、寮タイプとして借り上げ社宅のような「ワンルームタイプ」なのか、独身寮やシェアハウスのような「共用部がある寮タイプ」なのか、確認しておきましょう。その他、細かい諸条件が気になる方は入居前に確認することをおすすめいたします。
- 社員寮はやめとけと言われる理由は?
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社員寮をやめておくべき理由は「ルールや規則が厳しい」「相部屋の可能性がある」ことが挙げられます。特にこの2つの点は事前に確認するようにしておきましょう。
- 社員寮はストレスがヤバい?
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社員寮の「お風呂・トイレ・洗濯機」などの水回りが共同の場合はストレスがやばくなる場合があります。さらに、寮によっては「相部屋の可能性」も多いにあるので、気になる人は事前確認を絶対に行うべきです。
社員寮の種類
まず一番初めに知っていただきたいことは、社員寮には種類があるということです。社員寮は、大きく分けると3つのタイプがあるので、必ず知っておくべきです。社員寮は一概にやめとけと思っている人は、まずこのタイプから覚えてみましょう。
①独身寮タイプ
独身寮タイプは、会社がその物件を保有しているケースが多く、「場所が決まっていること」が多いです。また条件としては入社〇年目以内(もしくは一定年齢以下)の未婚者であることが多いです。会社管理の物件なので、家賃が安い反面、プライベートに関するデメリットも多くあるかと思います。
②借り上げ社宅タイプ
一般的なマンションやアパートを会社が借り上げるタイプで、厳密に言うと社員寮ではなく「社宅」です。家賃を数割~全額を会社が負担してくれるケースが多いです。寮・社宅・社員寮というよりは、住宅手当がしっかりとついた住居というイメージを持っていただければいいかと思います。
③シェアハウスタイプ
最後に知っておくべき社員寮は「シェアハウスタイプ」です。一軒家や集合寮などに複数人で住むタイプです。お風呂やトイレが共同で食堂なども付いているケースがあります。家賃が格安で水道光熱費が一定金額だったり、無料だったりするケースが多く、メリットがある反面、プライベートがほぼなかったり人間関係の問題なども想定されます。
3つの寮・社員寮タイプにについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか。寮タイプによって特徴が全然異なりますので、どの寮タイプなのか、入社前に必ず確認するようにしましょう。
社員寮はやめとけと言われる7つの理由
社員寮はデメリットが多く、やめとけと言われることが多いでしょう。その実例について、口コミや評判を紹介しながら、解説していきます。社員寮はやめとけと言われる理由を7つにまとめましたので、参考にしてください。
やめとくべき理由① 規則・ルールが厳しい
まず初めに、社員寮をやめとくべきの1つ目として、さまざまなルールや規則があることがあります。例えば、門限などの規則がある場合があり、自由に一人暮らしをすることができないこともあります。ルールや規則が厳しいのか、事前に確認しておきましょう。
やめとくべき理由② 抜き打ち検査がある
次に、最近では稀なケースかもしれませんが社員寮では、抜き打ち検査があるケースがあります。この場合、常に気を張っておかなければならず、プライベートな時間が確保しにくいと言えるでしょう。抜き打ち検査がある会社はブラックの可能性も多いので、入社する前に口コミなど必ず確認をしましょう。
やめとくべき理由③ 相部屋の可能性がある
上記の寮タイプでも述べたように社員寮には「相部屋の可能性」があります。これは絶対に入社前に確認するべきでしょう。完全個室寮・ワンルーム寮などと記載があれば大丈夫ですが、水道光熱費が無料だったりすると相部屋の可能性があるので、避けたい方は事前に必ず確認をしてください。
やめとくべき理由④ 盗難に遭う
次に、シェアハウスや独身寮タイプに住んでいる場合で共用部がある場合、その共用部で使っていたものが盗難に遭うなどのケースもあるようです。特に洗濯物など、故意ではなく誤って人のモノを持っていってしまうこともあるので注意が必要です。
やめとくべき理由⑤ 会社まで近いから働きまくる
社員寮は会社までの距離が近いことが多いです。通勤や退勤が会社まで近いから楽というメリットがある反面、緊急事態でも会社へ出向かなければならないことがあるのが、社員寮のデメリットです。また、緊急時以外にも残業が多くなってしまったり、休日出勤をお願いされたりすることが社員寮に住んでいると起き得ます。
やめとくべき理由⑥ 愚痴や不満が筒抜け
社員寮に住んでいると、社員同士が仲良くなったり、寮母さんがいる場合は寮母さんと仲良くなったりするケースも多いかと思います。しかしながら、距離感が近いと言って「会社の愚痴や不満」を言ってしまうと、会社に情報が筒抜けになってしまうことも。愚痴や下手なことを言えない、寮が職場の人間ばかりで心が休まらないという心理的負担から社員寮はやめとけと言われています。
やめとくべき理由⑦ 仕事を辞めると家も失う
最後に社員寮はやめとけと言われるデメリットととして、「仕事を辞めると家も失う」ことを挙げます。これは、入居時には逆に初期費用がかからなかったり、諸手続きが不要だったり、メリットが大きかったかと思います。一番気を付けなければならないことは、退職後すぐに寮を出ていかなければならないケースがあることです。先輩などの例から情報を得ておきましょう。
(他の社員寮のデメリットまとめ)
・寮の人間関係にも気を遣わないといけない
・会社まで近いという理由で早番遅番のシフトに
・休日に上司や先輩と会ってしまい、飲み会に誘われることもある
社員寮はやめとけと言われる理由に関するデメリットについて解説しました。このほかにもさまざまな理由が想定されますが、特に伝えるべきものをピックアップしましたので、ぜひ参考にしてください。
社員寮に入るメリット
社員寮はやめとけと言われる理由、社員寮のデメリットについて解説しましたが、参考になりましたでしょうか。しかし、デメリットばかりを紹介しても正しい情報とは言えないため、社員寮のメリットについても解説します。
メリット① 社員寮は貯金がしやすい
社員寮は、「寮費や光熱費の負担が少ない」という大きなメリットがあり、貯金しやすい(お金を貯めやすい)傾向があります。水道・光熱費が会社負担のケースも多く、お風呂やトイレが共同というデメリットもありますが、数年であればそのような環境下で働きながら生活費を抑えて、貯金をすることもオススメでしょう。
メリット② 食堂が最強
社員寮には、「食堂」が付いているケースも多くあります。食堂のおかげで、栄養がしっかり摂れて食生活が安定したり、ご飯を作る手間が省けたりすることにメリットを感じている人も多いようです。また、水回りなどの共用部を掃除する必要がなかったり、寮によってはかなりメリットがありそうです。
(他の社員寮に入るメリット)
・会社の近くに住める
・通勤時間が短い場合が多い
・初期費用がかからずに一人暮らしできる
・家と仕事が一気に手に入るから楽
・(共同生活の場合)一人じゃない安心感
このように社員寮には実際にさまざまななメリットがあります。デメリットとメリットを天秤にかけて、どちらが向いているのか自分自身に問いかけてみてください。
まとめ
「社員寮はやめとけ」ということに対して、メリット・デメリットなどを口コミベースで紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。社員寮の良いところ・悪いところがわかった上でも、社員寮を前向きに検討しなければならない、社員寮に入らなければならない人も多いかと思います。
そこで最後に「社員寮に入るのがオススメな人」「社員寮に住む前にやるべきこと」を解説いたします。
どうしてもプライベートを優先したい場合には自分でアパートを借りることをオススメします。会社の寮に入ることを検討する場合は、上記のようなことをしっかり事前確認したうえで、入居するようにしましょう。
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