最終更新:2026年09月20日
この記事でわかること
- 仕事を辞めたら寮は何日で退去するのか
- 寮の退去費用の内訳と相場(清掃費・原状回復・寮費の日割り)
- 退去の申し出から鍵の返却までの流れ
- 立ち会いと掃除のポイント、高額な請求を受けたときの対処
- 寮を出たあとの住まいの選び方
寮の退去は、住み込みで働く人の多くがいずれ通る手続きです。普通の賃貸と違い、仕事を辞めると住まいも同時に出なければならないのが寮の大きな特徴です。
「辞めたら何日以内に出る必要があるのか」「退去費用はいくらかかるのか」が分からないまま退職を決めると、次の住まいが見つからないうちに寮を出ることになったり、思わぬ費用を給料から引かれたりしかねません。この記事では、寮の退去期限と費用の目安、手続きの流れ、トラブルを避けるための準備を解説します。
寮の退去とは?普通の賃貸との違い
寮の退去とは、会社や派遣会社が用意した寮から荷物を運び出し、部屋を明け渡すことです。普通の賃貸住宅と同じように部屋を空けて鍵を返しますが、退去のきっかけと期限が仕事と結びついている点が大きく違います。
| 比べる点 | 寮 | 普通の賃貸 |
|---|---|---|
| 退去のきっかけ | 退職・契約満了・配属先の変更 | 自分の都合で決める |
| 退去期限 | 寮の規則で決まる(退職日から数日〜2週間程度が多い) | 解約予告(1か月前など) |
| 契約の相手 | 会社・派遣会社 | 大家・管理会社 |
| 退去費用の払い方 | 最後の給料から差し引かれることが多い | 敷金から差し引く・振込 |
寮は「働いている人のための住まい」なので、仕事を辞めれば、寮に住み続ける理由もなくなります。そのため、退職日と退去日がほぼ同じか、退職後の短い期間のうちに退去するよう決められています。
また、寮の多くは会社や派遣会社が大家と契約して借り上げた部屋です。住んでいる本人は大家と直接の契約をしていないので、退去の手続きも費用の精算も、会社や派遣会社を通して行うことになります。分からないことは大家ではなく、まず派遣会社の担当者に聞くのが基本です。
寮の退去が普通の引っ越しより難しいのは、住まいと収入が同時に途切れやすいことです。寮を出る日と次の仕事が始まる日の間が空くと、その間の宿泊費や生活費がかかります。寮の退去は、次の住まいと仕事の計画とセットで考えることが何より大切です。
仕事を辞めたら寮は何日で退去する?期限の目安
仕事を辞めたあと、寮を何日以内に退去する必要があるかは、会社の寮の規則で決まっています。よくあるパターンは次のとおりです。
| 退去期限のパターン | よくあるケース |
|---|---|
| 退職日の当日〜翌日 | 派遣の寮で多い。最終出勤日に退寮する |
| 退職日から数日以内 | 荷物の整理のための猶予が少しある |
| 退職日から1〜2週間程度 | 会社の寮や、配属先の変更などの場合 |
| 個別に相談 | 次の住まいが決まるまで延長できることもある |
派遣会社の寮では、最終出勤日の当日か、数日以内に退去するよう決められていることが多いです。寮は次に入る人のために空けておく必要があるうえ、退職したあとも住み続けると、会社がその分の家賃を払い続けることになるからです。
期限を過ぎて住み続けた場合、寮費の日割りに加えて、決められた使用料や損害金を請求されることがあります。どうしても期限までに出られない事情があるときは、早めに担当者に相談しましょう。次の住まいが決まるまでの数日なら、延長を認めてもらえることもあります。
退去期限は、入寮時に渡される寮の規則や、雇用契約書・就業条件明示書に書かれています。入寮するときに一度確認しておけば、辞めると決めたときに慌てずに済みます。書面が見つからない場合も、派遣会社の担当者に聞けばすぐに分かります。
寮の規則で当日退去と決まっていれば、原則として従う必要があります。ただし、行き先がない状態で追い出されそうなときは、自治体の生活相談窓口や自立相談支援機関に相談できます。一人で抱え込まずに早めに相談しましょう。
寮の退去の流れ|申し出から鍵の返却まで
寮の退去は、次の流れで進むのが一般的です。退職の手続きと並行して進めることになるので、順番を頭に入れておくと慌てずに済みます。
STEP1退職と退寮の意思を担当者に伝える
まず、派遣会社の担当者に退職の意思と、退寮の希望日を伝えます。派遣の場合、契約期間の途中で辞めるときは、できるだけ早めに相談するのがマナーです。このとき、退去期限と退去費用の目安も一緒に確認しておきましょう。
STEP2退去日と立ち会いの日時を決める
最終出勤日や次の住まいの予定をふまえて、退去日を決めます。部屋の状態を確認する立ち会いがある寮では、その日時も決めておきます。
STEP3荷物の整理・処分と掃除
不要な物の処分と、部屋の掃除をします。大きな家具や家電を自分で持ち込んでいる場合は、粗大ごみの申し込みに日数がかかるので、早めに手配しましょう。寮に備え付けの家具家電は、動かしたり持ち出したりしないよう注意します。
STEP4住所変更などの手続き
寮に住民票を移している場合は、転出届を出します。郵便物の転送届も出しておくと、給与明細や源泉徴収票などの大事な書類を受け取り損ねずに済みます。
STEP5立ち会い・鍵の返却
担当者と一緒に部屋の状態を確認し、鍵を返します。傷や汚れを指摘された場合は、その場で内容を確認し、納得できないことは曖昧にしないようにします。立ち会いがない寮では、指定の場所に鍵を返却します。
STEP6最後の給料で費用を精算
寮費の日割りや退去費用は、最後の給料から差し引かれるのが一般的です。給料明細で何がいくら引かれたかを必ず確認しましょう。説明を受けていない費用が引かれていたら、すぐに問い合わせることが大切です。
寮の退去費用はいくら?内訳と相場
寮の退去時にかかる費用は、寮の規則によって違いますが、主に次のようなものがあります。
| 費用 | 目安 | ひとこと |
|---|---|---|
| 退去時の清掃費 | 定額で5,000〜15,000円程度が多い | 入寮時の書面に書かれていることが多い |
| 寮費の日割り | 寮費÷日数×住んだ日数 | 寮費無料なら0円 |
| 水道光熱費の精算 | 使った分 | 寮費に含まれている場合もある |
| 原状回復費(故意・過失の汚れや傷) | 内容による | 通常の使用による劣化は本来負担しない |
| 鍵の紛失・交換費 | 1万〜2万円程度 | 鍵を返せない場合 |
| 備品の破損・紛失 | 内容による | 備え付けの家具家電を壊した場合 |
普通に暮らしていて付いた日焼けや家具の跡、年数がたって古くなった部分(経年劣化)は、本来は住んでいた人が負担するものではありません。国土交通省の「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」でも、通常の使用による損耗は貸主側の負担、故意や過失による損傷は借りた人の負担、という考え方が示されています。
寮は会社を通した契約なので、このガイドラインがそのまま当てはまるとは限りませんが、退去費用が妥当かどうかを考える目安として役立つ考え方です。タバコのヤニ汚れや、壁に開けた穴、ペットによる傷などは、借りた人の負担になりやすいので注意しましょう。
退去費用の金額や、何を負担するかは、入寮時に説明を受けた書面に書かれていることが多いです。退職を決める前に一度読み返しておくと、退去時の請求を見て驚くことがなくなります。寮寮ワークでは、紹介先の派遣会社に退寮時の費用の扱いも確認してから求人をご案内しています。
寮の立ち会いと掃除のポイント
退去費用をできるだけ抑えるには、入寮したときより汚していない状態で返すことが基本です。特に次の場所は、汚れが残りやすく、清掃費や修繕費の対象になりやすいので重点的に掃除しましょう。
| 場所 | 掃除のポイント |
|---|---|
| キッチン | コンロ周りの油汚れ、換気扇、シンクの水あか |
| お風呂・洗面所 | カビ、排水口の髪の毛、鏡の水あか |
| トイレ | 便器の黄ばみ、床の汚れ |
| エアコン | フィルターのほこり(外せる範囲で) |
| 床・壁 | ほこり、壁の手あか、テープのはがし跡 |
| 冷蔵庫・電子レンジ(備え付け) | 中を空にして拭く、冷蔵庫の電源は指示に従う |
掃除は、一度に全部やろうとすると大変です。退去日の1週間ほど前から、使わなくなった場所から少しずつ片付けていくと、最終日に慌てずに済みます。仕事の最終日に荷物の片付けと掃除を全部やろうとして、間に合わなくなる人は少なくありません。
立ち会いでは、担当者と一緒に部屋を回り、傷や汚れを確認します。指摘された箇所が、入寮時からあった傷ではないかをその場で確認しましょう。入寮時に部屋の写真を撮っておけば、自分が付けた傷ではないことを示す証拠になります。
⚠ 退去前にやっておきたいこと
- 入寮時に撮った部屋の写真を探しておく
- 部屋の掃除を少しずつ始める
- 備え付けの家具家電の数を確認する(持ち出さない)
- 鍵の本数を確認する(合鍵も返す)
- 郵便の転送届と、必要なら住民票の転出届を出す
寮の退去費用で高額な請求を受けたときの対処
退去時に、思ったより高い費用を請求されたり、最後の給料から大きく差し引かれたりすることがあります。その場で諦めず、次の順に確認しましょう。
①請求の内訳を書面でもらう
「清掃費一式」のように、まとめて請求されている場合は、何の費用がいくらなのかを書面で出してもらうよう頼みましょう。内訳が分からなければ、妥当かどうかの判断もできません。
②入寮時の書面と照らし合わせる
入寮時に受け取った寮の規則や契約書に、退去時の費用がどう書かれているかを確認します。書面に書かれていない費用を請求されている場合は、根拠を聞いてみましょう。
③通常の使用による劣化まで請求されていないか確認する
日焼けによる壁紙の色あせ、家具を置いていた跡、古くなった設備の交換など、普通に暮らしていて生じるものまで請求されていないかを確認します。前の章で紹介した国土交通省のガイドラインの考え方が、話し合いの目安になります。
④納得できなければ相談窓口へ
担当者と話しても納得できない場合は、消費生活センター(消費者ホットライン188)や、労働問題なら労働基準監督署の総合労働相談コーナーに相談できます。最後の給料から一方的に大きな金額を差し引かれた場合は、労働の問題として相談できることもあります。
トラブルを防ぐいちばんの方法は、入寮時と退去時の記録を残しておくことです。入寮した日に部屋の写真を撮る、説明を受けた内容をメモしておく、というだけで、退去時の話し合いがぐっと楽になります。
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入寮した日にやっておくと退去が楽になること
寮の退去をスムーズに終えるための準備は、実は入寮した日から始まっています。退去のときに困る人の多くは、入寮時の記録が残っていないことが原因です。これから寮に入る人は、次の3つを入寮した日のうちに済ませておきましょう。
一つ目は、部屋の写真を撮ることです。部屋全体、壁、床、キッチン、お風呂、トイレ、備え付けの家具家電を、荷物を入れる前に撮っておきます。気になる傷や汚れは、近くからも撮っておくと安心です。スマホで撮れば日付も自動で残ります。
二つ目は、受け取った書類をまとめて保管することです。寮の規則、入寮時の説明書、備品の一覧、鍵の受け取りの控えなどを、1つの封筒やクリアファイルに入れておきます。退去のときに「何を返せばいいか」「費用はどう決まっているか」をすぐに確認できます。
三つ目は、不具合をすぐに報告することです。入寮した時点で水漏れやエアコンの故障などがあれば、その日のうちに担当者へ連絡しておきます。報告が遅れると、自分が壊したと思われかねません。連絡はメッセージなど記録が残る方法ですると、後から確認するときにも役立ちます。
この章のポイント
- 荷物を入れる前に部屋の写真を撮る
- 寮の規則・備品一覧などの書類を1か所にまとめて保管する
- 入寮時の不具合はその日のうちに記録が残る方法で報告する
寮の退去でよくあるトラブルと防ぎ方
寮の退去では、同じようなトラブルが繰り返し起きています。よくあるパターンを知っておけば、自分が同じ目に遭うのを防げます。
①清掃費を二重に取られたように感じる
入寮時に「退去時清掃費」として定額を払っているのに、退去時に別の清掃費を請求される、というケースです。実際には、定額の清掃費では足りない汚れがあったとして追加されていることもあれば、説明が不十分なまま請求されていることもあります。→ 入寮時にどの費用を払ったかを控えておき、請求を受けたら内訳と照らし合わせるようにしましょう。
②入寮前からあった傷を請求される
入寮したときからあった壁の傷や床のへこみを、退去時に自分が付けたものとして扱われることがあります。前の住人が付けた傷かどうかは、あとからでは証明が難しいものです。→ 入寮した日に、部屋の全体と気になる傷を写真に撮っておくのがいちばんの対策です。撮影した日付が残るので、入寮時からあった傷であることを示せます。
③退去日を過ぎて日割り以上の費用がかかる
次の住まいが見つからず、退去期限を数日過ぎてしまい、寮費の日割りより高い使用料を請求されることがあります。→ 期限を過ぎそうなときは、過ぎる前に担当者へ相談しましょう。事前に相談があれば、延長を認めてもらえたり、通常の寮費で計算してもらえたりすることがあります。
④荷物を置いたまま出てしまう
急いで退去したために、大型の荷物やごみを部屋に残してしまい、処分費を請求されるケースです。粗大ごみの回収は申し込みから数日かかる地域が多く、最終日に出そうとしても間に合いません。→ 退去日の2週間前には、大きな物の処分方法を決めておくと安心です。
どのトラブルも、入寮時の記録と、早めの相談があれば防げるものばかりです。寮は会社を通した住まいなので、分からないことは遠慮なく担当者に確認しましょう。担当者も、退去をめぐるトラブルは避けたいと考えています。話し合いの内容は、日付と相手の名前を添えてメモしておくと、あとで食い違いが起きたときに役立ちます。
寮の退去前にやっておきたい手続き|住民票・郵便・保険・年金
寮の退去では、部屋の片付けだけでなく、生活に関わる手続きも忘れずに済ませる必要があります。後回しにすると、大事な書類が届かない、保険証が使えない期間ができるといった困りごとにつながります。
まず、住民票です。寮に住民票を移していた場合は、寮のある市区町村の役所で転出届を出し、新しい住まいが決まったら転入先の役所で転入届を出します。次の住まいがまだ決まっていないときは、実家など確実に郵便を受け取れる場所に移すことも考えましょう。住民票がないと、次の仕事の手続きや公的な支援の申請で困ることがあります。
次に、郵便物の転送です。郵便局に転居届を出すと、1年間は旧住所あての郵便を新しい住所へ転送してもらえます。退職後に届く源泉徴収票や、住民税・年金の通知などを受け取り損ねないために、必ず出しておきましょう。インターネットでも手続きできます。
そして、健康保険と年金です。会社の健康保険に入っていた場合、退職日の翌日から保険証は使えなくなります。次の会社にすぐ入らないときは、国民健康保険に切り替えるか、条件を満たせば今の健康保険を任意継続する手続きが必要です。年金も、会社の厚生年金から国民年金への切り替えが必要になります。どちらも市区町村の役所で手続きできるので、転入届と一緒に済ませると効率的です。
最後に、給料と書類の受け取りです。最後の給料の振込日、源泉徴収票や離職票の送り先を、退去前に担当者と確認しておきましょう。離職票は失業給付(雇用保険の基本手当)の申請に必要な書類なので、受け取れる住所を必ず伝えておくことが大切です。
⚠ 寮を出る前に確認しておく手続き
- 住民票の転出届(寮に移していた場合)
- 郵便局への転居届
- 健康保険・年金の切り替え先
- 最後の給料の振込日と明細の受け取り方
- 源泉徴収票・離職票の送り先
契約満了・配属変更で寮を移るときの注意
寮を出るのは、仕事を辞めるときだけではありません。派遣の契約満了や、同じ派遣会社のまま別の工場へ移る「配属変更」のときにも、寮を移ることがあります。
契約満了で次の仕事も同じ派遣会社で決まっている場合は、今の寮から次の寮へ、日にちを空けずに移れるように調整してもらえることが多いです。引っ越しの手配を派遣会社が手伝ってくれたり、移動の費用を負担してくれたりする会社もあります。次の職場が決まったら、寮の移動日と費用の扱いをすぐに確認しましょう。
同じ工場のまま寮だけを移る場合もあります。寮の建て替えや、借り上げていた部屋の契約終了などが理由です。この場合は会社の都合での引っ越しなので、引っ越しの費用や手間を誰が負担するかを事前に確認しておくことが大切です。
注意したいのは、契約満了の日に次の仕事が決まっていないケースです。派遣の契約が終わると同時に寮を出る決まりになっていると、次の仕事が決まっていないまま住まいを失うことになります。契約満了が近づいたら、少なくとも1か月前には次の仕事について担当者と話しておくと安心です。
寮寮ワークでは、契約満了や退職の時期に合わせて、次の寮付き求人を早めにご案内しています。「今の契約が◯月で終わる」と分かった段階でご相談いただければ、住まいが途切れないように準備できます。
この章のポイント
- 次の職場が決まっていれば、日を空けずに寮を移れるよう調整してもらえることが多い
- 会社都合の引っ越しは費用負担を事前に確認する
- 契約満了の1か月前には次の仕事を相談する
連絡なしに寮を出る(バックレ)とどうなる?
仕事が合わない、人間関係がつらいといった理由で、誰にも言わずに寮を出てしまう人もいます。いわゆる「バックレ」です。気持ちは分かりますが、連絡なしに寮を出ると、自分が損をすることが多いので避けましょう。
まず、退去費用や寮費の精算がこじれます。立ち会いをしないまま出て行くと、部屋の汚れや傷を確認する機会がなくなり、あとから一方的に費用を請求されても反論しにくくなります。部屋に荷物を残したままだと、処分の費用を請求されることもあります。
次に、最後の給料や書類の受け取りが遅れます。給料は働いた分がきちんと支払われるものですが、連絡がつかないと、振込先の確認や書類の送付がスムーズに進みません。離職票や源泉徴収票が届かないと、失業給付の申請や確定申告で困ることになります。
そして、同じ派遣会社や関連する職場で、次に働きにくくなることがあります。寮付きの仕事は派遣会社を通して探すことが多いので、今後また住み込みで働く可能性があるなら、関係を悪くしないほうが得策です。
辞めたい気持ちが強いときは、理由をすべて説明しなくても、辞めたいことと退寮日だけ伝えれば十分です。直接話しにくければ、電話やメッセージで伝えても構いません。きちんと手続きをして寮を出れば、次の仕事に気持ちよく進めます。
この章のポイント
- 立ち会いがないと退去費用の話し合いができない
- 最後の給料や離職票の受け取りが遅れる
- 辞めたいことと退寮日だけでも伝えれば十分
寮を退去したあとの住まいの選び方
寮を退去するときに、いちばん大切なのは次の住まいを先に決めておくことです。寮を出てから住まいを探そうとすると、その間のネットカフェやホテル代で、せっかく貯めたお金が減っていきます。主な選択肢は次の3つです。
| 選択肢 | 向いている人 | 気をつけること |
|---|---|---|
| 次の寮付きの仕事に移る | すぐに働きたい・貯金が少ない | 退寮日と入寮日をそろえる |
| 賃貸で一人暮らしを始める | 貯金があり、地元で働きたい | 初期費用と入居審査に時間がかかる |
| 実家に戻る | 一度生活を立て直したい | 家族との調整が必要 |
①次の寮付きの仕事に移る
寮の退去日に合わせて、次の寮付きの仕事に入寮する方法です。住まいと収入の両方が途切れないので、貯金が少ない人にとっていちばん安全な方法です。即入寮できる求人を選べば、退寮した当日に次の寮へ移ることもできます。
②賃貸で一人暮らしを始める
寮で貯めたお金で、賃貸住宅に移る方法です。敷金・礼金・仲介手数料などの初期費用がかかり、入居審査に通るまで時間がかかることもあります。仕事を辞めた直後は収入がないため、審査に通りにくい点にも注意が必要です。先に次の仕事を決めてから部屋を探すほうが、審査はスムーズです。
③公的な支援を使う
次の仕事や住まいがすぐに決まらない場合は、自治体の自立相談支援機関に相談すると、条件に当てはまれば家賃を支援する住居確保給付金などの制度を案内してもらえることがあります。寮を出る前に相談しておけば、住まいが途切れる期間を短くできます。
寮寮ワークでは、今の寮の退去日に合わせて入寮できる寮付きの求人をご案内しています。「◯日に寮を出るので、その日に入れる寮を探したい」と伝えてもらえれば、入寮日を合わせて求人を探します。
次の住まいを選ぶときは、今の寮で困ったことを振り返っておくのもおすすめです。「工場まで遠かった」「寮費が高かった」「部屋にネットがなかった」など、今回の経験は次の寮選びの条件としてそのまま使えます。同じ不満を繰り返さない寮を選べば、次の職場ではもっと長く、落ち着いて働けるはずです。
1. 退去期限と退去費用は、辞めると決める前に書面で確認する
2. 入寮時と退去時の部屋の写真を残し、掃除は少しずつ進める
3. 次の住まいを先に決め、退寮日と入寮日の間を空けない
寮の退去に関してよくある質問
まとめ:寮の退去は「期限・費用・次の住まい」を先に決める
本記事では、寮の退去期限と費用の目安、手続きの流れ、トラブルを避けるための準備を解説しました。寮の退去は仕事を辞めると同時に住まいも出るのが普通の引っ越しとの大きな違いです。退去期限と費用を事前に確認し、次の住まいを先に決めておけば、住まいと収入が途切れずに次へ進めます。
この記事のポイント
- 寮の退去期限は寮の規則で決まり、派遣の寮では退職日の当日〜数日以内が多い
- 退去費用は清掃費・寮費の日割り・水道光熱費の精算が中心
- 通常の使用による劣化は、本来は住んでいた人の負担ではない(国交省ガイドラインの考え方)
- 入寮時と退去時の部屋の写真を残すと、退去時のトラブルを防げる
- 次の住まいを先に決め、退寮日と入寮日の間を空けない
この記事の監修者・運営者
監修
株式会社myteams 代表。人材・求人メディア業界にてマーケティング責任者・取締役として8年以上のキャリアを持つ。SEO対策・Webマーケティング・求人メディア事業の立ち上げ・拡大に豊富な実績を持つ。求職者支援の現場経験をもとに、寮付き求人情報の調査・監修を担当。
寮寮ワーク(株式会社myteams)
即入寮・寮費無料の工場・製造系住み込み求人に特化した情報メディア。人材コーディネーターが口コミ・実態調査をもとに情報を管理しています。
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