最終更新:2026年05月04日
この記事でわかること
- 期間工の満了金の仕組みと計算方法がわかる
- 支給条件(いつ・どのくらい働けばもらえるか)を解説
- メーカー別満了金の相場比較(月単価・支給タイミング一覧)
- 満了金にかかる税金と手取り計算を詳しく解説
- 満了金を確実に受け取るための5つの注意点
「満了金って何?」「いつもらえるの?」「税金はかかるの?」——期間工を検討している方からよく聞く疑問が満了金に関することです。満了金は期間工最大のメリットの一つで、月1〜2万円×在籍月数という仕組みで、6ヶ月で6〜12万円、1年で12〜24万円以上になることもあります。この記事では満了金の全てをわかりやすく解説します。
期間工の満了金とは
期間工の満了金とは、雇用契約が満了(期間終了)したタイミングで支給される一時金のことです。正式には「満了慰労金」「満了報奨金」「期満金」などとも呼ばれます。契約期間中ずっと働き切ったことへの報酬として支給されるため、途中退職した場合は原則として支給されません。満了金はメーカーによって金額・計算方法・支給タイミングが異なります。
満了金の基本的な計算式:
満了金 = 月単価(1〜2万円程度)× 在籍月数
例: 月単価15,000円 × 6ヶ月 = 9万円、月単価20,000円 × 12ヶ月 = 24万円
満了金の支給条件
満了金を受け取るために必要な主な条件を確認しておきましょう。
| 条件 | 内容 | 注意点 |
|---|---|---|
| 契約期間の完了 | 雇用契約期間(3〜6ヶ月)を最後まで働き切る | 自己都合退職は原則対象外 |
| 最低在籍月数 | メーカーにより1〜3ヶ月以上の在籍が必要 | 短期間(1ヶ月以内)では支給なし |
| 欠勤・規定違反なし | 著しい欠勤・懲戒処分がないこと | 規定違反で減額・不支給になる場合がある |
| 所定の書類提出 | 退職時に必要書類を提出すること | 未提出の場合は遅延する場合がある |
最重要条件は「契約期間を満了すること」です。体調不良・家庭の事情などで途中退職した場合、満了金は支給されません。契約満了まで働けるかどうかを入社前にしっかり検討することが大切です。
メーカー別満了金比較
主要メーカーの満了金月単価・支給タイミングを一覧で比較します。
| メーカー | 満了金の月単価 | 支給タイミング | 6ヶ月での受取額目安 | 備考 |
|---|---|---|---|---|
| トヨタ自動車 | 15,000〜20,000円 | 契約満了時 | 9〜12万円 | 期間延長で増加 |
| 日産自動車 | 15,000〜18,000円 | 契約満了時 | 9〜11万円 | 九州・栃木で差あり |
| スバル(SUBARU) | 18,000〜22,000円 | 契約満了時 | 11〜13万円 | 高水準の満了金 |
| ホンダ(本田技研) | 15,000〜20,000円 | 契約満了時 | 9〜12万円 | 入社祝い金も充実 |
| マツダ | 13,000〜17,000円 | 契約満了時 | 8〜10万円 | 40代採用多 |
| アイシン | 12,000〜16,000円 | 契約満了時 | 7〜10万円 | トヨタ系 |
| デンソー | 13,000〜18,000円 | 契約満了時 | 8〜11万円 | 電子部品系 |
| スズキ | 10,000〜14,000円 | 契約満了時 | 6〜8万円 | 静岡・軽自動車 |
※月単価・金額は目安。時期・契約内容・在籍期間により変動あり。最新情報は各求人を確認してください。
スバルが最高水準で、6ヶ月で11〜13万円と非常に充実しています。長期契約(1年以上)ではトヨタの満了金総額が最も大きくなるケースが多いです。
満了金と入社祝い金を合わせたトータル収入シミュレーション
メーカー別に、満了金+入社祝い金を含めたトータル収入(6ヶ月)を試算します。
| メーカー | 入社祝い金目安 | 満了金(6ヶ月) | 月収手取り目安 | 6ヶ月トータル収入目安 |
|---|---|---|---|---|
| トヨタ | 20〜30万円 | 9〜12万円 | 22〜25万円/月 | 163〜174万円 |
| スバル | 15〜25万円 | 11〜13万円 | 22〜26万円/月 | 158〜194万円 |
| 日産 | 15〜20万円 | 9〜11万円 | 22〜24万円/月 | 156〜163万円 |
| ホンダ | 15〜25万円 | 9〜12万円 | 22〜24万円/月 | 156〜169万円 |
| マツダ | 10〜15万円 | 8〜10万円 | 20〜23万円/月 | 138〜163万円 |
月の手取りに加えて祝い金・満了金が加わることで、6ヶ月で150〜200万円のトータル収入も現実的です。残業・夜勤を積極的に入れればさらに上乗せできます。
満了金の受け取りまでのスケジュール(例)
6ヶ月の契約を例に、満了金が手元に入るまでの流れを確認しましょう。
| 時期 | イベント | お金の動き |
|---|---|---|
| 入寮直後(1ヶ月以内) | 入社祝い金の振り込み | +5〜30万円(メーカーによる) |
| 毎月 | 月給の振り込み | 手取り17〜28万円 |
| 3ヶ月目 | 契約更新のタイミング | 継続意思の確認・更新手続き |
| 6ヶ月目(満了月) | 最終給与 | 最終月の給与が通常通り振り込まれる |
| 満了後1〜4週間 | 満了金の振り込み | +6〜13万円(在籍月数×月単価) |
満了金は退職後すぐに振り込まれるのが一般的ですが、翌月給与と合算して支払われるメーカーもあります。退職前に人事に確認しておくと、生活計画が立てやすくなります。
満了金の税金・手取り計算
満了金には税金がかかります。どのような課税になるかを確認しておきましょう。
パターンA給与所得として支払われる場合(最も多い)
多くのメーカーでは満了金を給与の一部(賞与または一時金)として支払います。この場合は通常の給与と同様に源泉所得税が差し引かれます。税率は課税所得によって異なりますが、概ね5〜10%が源泉徴収されます。年末調整で還付される場合もあります。
パターンB一時所得として支払われる場合
一部のメーカーでは満了金を「一時所得」として処理します。一時所得には50万円の特別控除があるため、満了金が50万円以下であれば実質非課税になります。(一時所得の課税計算:収入金額 ー 50万円 ÷ 2 が課税対象)
| 満了金の金額 | 一時所得の課税 | 手取り目安 |
|---|---|---|
| 〜50万円 | 非課税(特別控除の範囲内) | ほぼ全額受取可能 |
| 50万〜100万円 | (金額 – 50万) ÷ 2 × 税率 | 税率5〜10%が適用 |
| 100万円以上 | 同上(段階的に税率上昇) | 税率10〜20%が適用 |
満了金を確実に受け取るための注意点5選
注意①自己都合退職は絶対に避ける
満了金の最大の落とし穴は自己都合退職です。「もう辞めたい」と感じても、あと数週間・数日で満了という時期は特に踏みとどまることが重要です。満了日まで働けば確実に受け取れます。
注意②懲戒処分・規定違反に注意する
無断欠勤・重大な規則違反・設備の損傷などは満了金の減額または不支給につながる可能性があります。ルールを守り、問題があれば事前に上長に相談しましょう。
注意③支給時期・振込先を事前に確認する
満了金は退職後1〜2週間以内に振り込まれるメーカーが多いですが、翌月払いになる場合もあります。退職前に人事担当者に支給日・振込先口座の確認をしておきましょう。
注意④延長契約時の満了金の扱いを確認する
契約を延長した場合、満了金の計算方法が変わるメーカーがあります。延長前・延長後でそれぞれ満了金が発生するのか、通算して計算されるのかを事前に確認しておくことが重要です。
注意⑤確定申告が必要な場合を把握する
満了金が一時所得50万円超になる場合や、複数メーカーの満了金を同一年に受け取る場合は、確定申告が必要になる場合があります。税理士や税務署に相談するか、確定申告書の作成を忘れないようにしましょう。
満了金をもらった人の良い口コミ・体験談
「6ヶ月の契約が終わって、満了金が9万円振り込まれました。入社祝い金と合わせると20万円以上のボーナスになり、最初から計算していたので嬉しかったです。」(Google口コミ)
「1年間働いて満了金が24万円。月給と合わせると年収で400万円を超えました。派遣社員のときより年収が大幅に上がって大満足でした。」(Google口コミ)
「最初は満了金の存在を知らなかったのですが、先輩から教えてもらって意識して仕事しました。辞めたいと思った時期もありましたが、満了金を考えて最後まで頑張れました。」(Google口コミ)
「スバルで1年半勤務して、満了金だけで30万円以上もらえました。高い水準の満了金がスバルを選んだ理由の一つです。」(Google口コミ)
満了金に関する悪い口コミ・注意すべき声
「体調を崩して2ヶ月で退職したため満了金はゼロでした。もし契約期間中に健康上の理由で辞めざるを得ない場合でも、基本はもらえないので覚悟が必要です。」(Google口コミ)
「満了金の支給が契約満了後2ヶ月後だったので、少し困りました。事前に支給時期を確認しておけばよかったと反省しました。」(Google口コミ)
「延長契約をしたら最初の期間の満了金が少なくなりました。延長時の扱いを事前に確認すべきでした。」(Google口コミ)
入社祝い金と満了金の違い
混同されやすい「入社祝い金」と「満了金」の違いを整理します。
| 項目 | 入社祝い金 | 満了金 |
|---|---|---|
| 支給タイミング | 入寮直後〜1ヶ月以内 | 契約満了時(3〜6ヶ月後) |
| 金額の目安 | 5〜30万円(一時支給) | 月1〜2万円×在籍月数 |
| 受取条件 | 入社・就業開始が条件 | 契約期間を満了することが条件 |
| 税金 | 給与所得として課税 | 給与または一時所得として課税 |
| メーカーによる差 | 大きな差がある(0〜30万円) | 差はあるが月1〜2万円が多い |
入社祝い金は入社直後にまとまった現金が手に入るメリットがあります。満了金は長く働くほど総額が増える仕組みです。両方が充実しているメーカーを選べば、初月〜最終月まで高収入が維持できます。
期間工の満了金に関してよくある質問
まとめ:満了金を最大化するために契約を全うしよう
・満了金とは契約期間を全うしたときに支給される報酬。月1〜2万円×在籍月数が目安
・受取条件は「契約満了」が絶対条件。自己都合退職では原則支給されない
・メーカー別では「スバル」が高水準(6ヶ月で11〜13万円)
・税金は給与所得または一時所得として課税されるが、50万円以下は実質非課税になりやすい
・入社祝い金(初月一時金)と満了金(在籍月数×月単価)の両方が充実したメーカーを選ぶのがベスト
・満了金の支給タイミング(退職後1〜4週間)と振込先は退職前に必ず人事担当者に確認すること
期間工の満了金は、長く働くほど受取総額が増える仕組みです。「あとちょっとで辞めたい」という気持ちになっても、満了金のことを考えて乗り越えた方が多く、最終的に大きな達成感と収入を得ているケースがほとんどです。満了金が充実したメーカーを選んで、契約完走を目指しましょう。入社前に満了金の月単価・支給タイミング・支給条件・延長時の扱いを必ず確認してから応募してください。
この記事の監修者・運営者
監修
中村圭介
株式会社myteams 代表。人材・求人メディア業界にてマーケティング責任者・取締役として8年以上のキャリアを持つ。SEO対策・Webマーケティング・求人メディア事業の立ち上げ・拡大に豊富な実績を持つ。求職者支援の現場経験をもとに、寮付き求人情報の調査・監修を担当。
寮寮ワーク(株式会社myteams)
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