フォークリフトの種類を完全解説|構造・動力・特徴の違いと選び方【2026年版】

最終更新:2026年06月08日

この記事でわかること

  • フォークリフトの主要6種類の特徴と違い
  • 動力別(エンジン・バッテリー・燃料電池)の特徴
  • タイヤ種別(クッション・空気入り)の違い
  • 用途・現場別のフォークリフト選び方
  • 各種類に対応する免許・資格

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フォークリフトには構造・動力・用途によって多くの種類があります。この記事ではフォークリフトの主要な種類・特徴・用途・必要な免許を図表でわかりやすく解説します。就職・転職先を選ぶ際に、どの種類のフォークリフトが多いかを理解しておくと、職場選びの精度が上がります。

目次

フォークリフトの主要6種類【構造・機能別】

クッションタイヤ(ソリッドタイヤ) 硬いゴム製・パンクなし・小回り良好 屋内の平らな床(倉庫・工場)
空気入りタイヤ(ニューマチックタイヤ) クッション性あり・路面の凹凸に対応 屋外・砂利・舗装面
ポリウレタンタイヤ 床を傷つけにくい・転がり抵抗低い 精密機器工場・クリーンルーム

倉庫・工場の屋内でよく使われるのはクッションタイヤです。屋外・建設現場では空気入りタイヤが必要になります。タイヤは現場の床面状況によって最適なものが変わるため、求人票の職場環境をよく確認しておきましょう。

各種フォークリフトに必要な免許

フォークリフトの種類 必要な免許
カウンターバランス(1t以上) フォークリフト運転技能講習修了証
リーチリフト(1t以上) フォークリフト運転技能講習修了証(同じ免許でOK)
サイドフォークリフト(1t以上) フォークリフト運転技能講習修了証
1t未満のすべての種類 フォークリフト特別教育修了証(または技能講習)
オーダーピッキングトラック(1t以上) フォークリフト運転技能講習修了証

「フォークリフト運転技能講習修了証」1つで、カウンター・リーチ・サイドフォークなどすべての種類が運転できます。未経験・無資格から取得する場合は費用4〜5万円・約5日間が目安です。


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用途・現場別のフォークリフト選び方

現場・用途 おすすめの種類 理由
EC物流倉庫・狭い通路 リーチリフト 小回りが効いて棚への格納が得意
屋外工場・重量物搬送 カウンターバランス(エンジン式) パワーが強く安定性が高い
食品工場・クリーンルーム カウンターバランス(バッテリー式) 排ガスなし・清潔な環境に最適
鉄鋼・木材・パイプ搬送 サイドフォークリフト 長尺物の横積みに特化
建設現場・資材置き場 カウンターバランス(空気入りタイヤ) 屋外の凹凸路面に対応

フォークリフト種類別の収入シミュレーション

フォークリフト種類 時給目安 月収(160時間) 住み込み時の手取り
カウンターバランス(倉庫) 1,200〜1,400円 19.2〜22.4万円 15〜18万円(寮費無料)
リーチリフト(EC物流) 1,400〜1,700円 22.4〜27.2万円 18〜23万円(寮費無料)
カウンターバランス(屋外・エンジン式) 1,300〜1,600円 20.8〜25.6万円 16〜21万円(寮費無料)
サイドフォークリフト(鉄鋼) 1,400〜1,800円 22.4〜28.8万円 18〜24万円(寮費無料)

フォークリフト資格を持つだけで、無資格の軽作業(時給950〜1,100円)より100〜600円高い案件に採用されやすくなります。特に住み込み案件では寮費・光熱費が無料になるため、同じ時給でも手取りが大幅に増加します。

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よくある質問(FAQ)

Qフォークリフトの免許1つですべての種類が運転できますか?
A最大荷重1t以上の「フォークリフト運転技能講習」を取得すれば、カウンター・リーチ・サイドフォーク等すべての種類が運転できます。1t未満の場合は特別教育でも対応できます。
Qカウンターフォークとリーチフォークのどちらが操作しやすいですか?
A一般的にカウンターフォーク(座乗り)の方が操作しやすいと言われています。リーチフォークは立乗りで独特の操作感があるため、慣れるまでに2〜4週間かかることが多いです。
Qバッテリー式フォークリフトの充電にはどのくらいかかりますか?
A通常8〜10時間程度かかります。急速充電対応モデルは2〜4時間で充電できます。工場・倉庫では使わない夜間に充電することが多いです。
Qフォークリフトの種類によって時給は変わりますか?
A一般的にリーチリフト・フォークリフト全般の経験者は無資格者より時給が100〜500円以上高くなります。特にEC物流でのリーチリフト経験者は需要が高く時給1,400〜1,700円の案件が多いです。
Qフォークリフト未経験でも採用されますか?
Aフォークリフト技能講習を取得していれば、未経験でも採用されるケースは多いです。特に住み込み案件では入社後に実務訓練で慣れる機会が与えられることがあります。
Qエンジン式とバッテリー式どちらが多い職場ですか?
A倉庫・食品工場・医薬品工場はバッテリー式が主流です。建設現場・屋外工場・はエンジン式(LPG・軽油)が主流です。求人票の職場環境を確認すれば判断できます。
Qフォークリフトの種類ごとに難易度は違いますか?
A難易度はカウンター<リーチ<サイドの順に高くなります。カウンターは初心者でも2〜3日で基本操作を習得できますが、リーチは立乗りの感覚に慣れるまで1〜2週間かかることが多いです。
Q住み込みの仕事でフォークリフトの種類は関係しますか?
Aはい、物流倉庫の住み込みではリーチリフト経験者が優遇されるケースが多く、製造業の住み込みではカウンターバランスが一般的です。事前にどの種類が必要か確認しておくと採用率が上がります。

動力源別フォークリフトの特徴と選び方

フォークリフトの動力源別の特徴とは、エンジン式・バッテリー式・燃料電池式それぞれが持つ環境適性・コスト・メンテナンスの違いのことです。作業環境に合った動力を選ぶことで、安全性・効率・コストを最適化できます。

動力種別 主な特徴 適した作業環境 コスト目安
エンジン式(ガソリン・LPG) パワーが強く屋外向け。排気ガスあり 屋外・野外作業・重量物搬送 新車120万〜250万円
バッテリー式(電動) 排気ガスゼロ・低騒音。屋内向き 食品倉庫・冷蔵庫内・病院・精密工場 新車130万〜300万円
燃料電池式(水素) 充電不要・稼働時間長い。CO2排出ゼロ 大型物流センター・24時間稼働施設 新車300万〜600万円

近年は脱炭素化の流れからバッテリー式・燃料電池式への需要が急増しています。特に食品製造・医薬品倉庫では排気ガスが問題になるため、バッテリー式が標準となっています。屋外での重量物搬送ならエンジン式が依然として主力です。


タイヤの種類と適した路面環境

フォークリフトのタイヤは大きく分けて3種類あり、作業する路面環境によって最適なタイヤが異なります。間違ったタイヤを使うと転倒リスクや燃費悪化につながるため、選定は非常に重要です。

ソリッドタイヤ(クッションタイヤ)

空気なし・パンクしない・耐久性抜群。コンクリートや平坦な倉庫床向き。乗り心地はやや硬いが長期使用コストが低い。倉庫・工場内での標準的な選択肢。

ニューマチックタイヤ(空気入り)

空気入りで乗り心地が良く、凸凹した路面や屋外の砂利・土道でも安定走行が可能。パンクリスクあり。工場の屋外ヤードや建設現場など不整地が多い環境に適している。

フォームフィルドタイヤ

空気の代わりにウレタンフォームを充填したタイプ。ニューマチックの乗り心地とソリッドのパンクレス性能を両立。ガラス・金属片が多い工場やリサイクル施設向き。

タイヤ選びのポイント
① 作業場が倉庫内コンクリート床 → ソリッドタイヤ
② 屋外・不整地が多い → ニューマチックタイヤ
③ 鋭利な異物が多い環境 → フォームフィルドタイヤ
④ タイヤ交換費用の目安:1本5,000〜2万円(種別・サイズによる)

操縦方式別の特徴(立ち乗り・座り乗り・歩行式)

フォークリフトの操縦方式は「座り乗り式」「立ち乗り式(リーチ型)」「歩行式(ウォーキー)」の3種類に大別されます。現場の通路幅・作業頻度・荷物の重さによって最適な方式が変わります。

操縦方式 特徴 作業スタイル 適した場面
座り乗り式(カウンター) 安定感高く重量物対応。最も一般的 長時間作業・屋外 港湾・製造工場・屋外ヤード
立ち乗り式(リーチ) 狭い通路対応・高積み得意 倉庫内の棚入れ 物流倉庫・ラック高積み作業
歩行式(ウォーキー) 小型・免許不要ケースあり 近距離搬送 小型倉庫・スーパーバックヤード

特に近年は物流倉庫の多段ラック化・省スペース化が進み、立ち乗りリーチタイプへの移行が加速しています。一方、港湾や製造ラインでの重量物搬送では座り乗りカウンタータイプが引き続き主力です。


メーカー別比較:主要フォークリフトメーカーの特徴

フォークリフトを新規導入する際は、主要メーカーの特徴を比較した上で選定することが重要です。国内外の主要メーカーをまとめました。

メーカー 本拠地 特徴 得意なカテゴリ
豊田自動織機(トヨタ) 日本・愛知 世界シェアトップ。品質・耐久性が高い バッテリー・エンジン全般
三菱ロジスネクスト 日本・愛知 三菱・ニチユ統合ブランド。サービス網が広い 国内工場・物流倉庫
住友NACCO 日本 ハイスターブランド。重量物・大型対応に強い 港湾・大型物流
クラウン(米) アメリカ リーチリフトのトップブランド。操作性が高い 物流倉庫・高棚作業
ユニキャリア 日本 日産・TCM統合ブランド。バランス型 工場内・中小倉庫

国内では豊田自動織機がシェアトップですが、倉庫向けリーチリフトではクラウン製の評判も高いです。購入時はアフターサービスの充実度・部品供給のしやすさも重要な選定基準になります。

フォークリフト選定チェックリスト
□ 作業環境(屋内/屋外)を確認して動力源を選ぶ
□ 通路幅を測定してカウンター/リーチを選ぶ
□ 最大荷重・揚高を確認して機種スペックを決定する
□ タイヤ種別を路面状況から選ぶ
□ 新車/中古/レンタルのコスト比較を行う
□ アフターサービス体制・部品供給を確認する

フォークリフトの種類別・最大荷重の早見表

フォークリフトを選ぶ際に最も重要なスペックが「最大荷重(定格荷重)」です。扱う荷物の重さに合った機種を選ばないと転倒・事故の原因になります。

種類 一般的な荷重範囲 主な用途
カウンターフォークリフト 1〜10t 工場・港湾・建設現場の重量物搬送
リーチフォークリフト 1〜3t 物流倉庫の高棚作業・スペース効率重視
オーダーピッキングリフト 1〜2t 小ロット多品種の棚出し作業
サイドフォークリフト 2〜10t 長尺物(パイプ・木材・鉄骨)の搬送
ウォーキーフォークリフト 1〜2t 小型倉庫・スーパーのバックヤード
スキッドステアローダー 0.5〜3t 屋外・農場・建設現場の多目的作業

最大荷重は実際に扱う荷物より1〜1.5倍のマージンを持たせた機種を選ぶのが安全基準の観点から推奨されています。荷物の重心位置によっては定格荷重に満たない荷物でも転倒リスクが発生するため、ロードダイアグラムを必ず確認しましょう。


フォークリフトの種類に関するよくある質問

Qフォークリフトの種類は何種類ありますか?
A一般的に構造・動力・操縦方式で分類すると6〜10種類に分けられます。最もよく使われるのはカウンター式(座り乗り)とリーチ式(立ち乗り)の2種類です。動力では電動(バッテリー)式とエンジン(LPG・ガソリン)式、燃料電池式があります。現場の用途・環境・通路幅・荷重に合わせて最適な種類を選びます。
Qカウンターフォークリフトとリーチフォークリフトの最大の違いは何ですか?
A最大の違いは操縦方式と通路幅の対応力です。カウンターは座り乗りで安定感があり重量物に向きますが、旋回半径が大きく狭い通路が苦手です。リーチは立ち乗りで車体が小さく、狭い通路での旋回が得意で高い棚への積み下ろしに向いています。一般的に屋外・重量物ならカウンター、倉庫・棚作業ならリーチが選ばれます。
Qフォークリフトの免許は種類によって違いますか?
Aフォークリフトの種類に関わらず、1t以上の全機種を運転するには「フォークリフト運転技能講習修了証」が必要です。1t未満の機種については「特別教育」修了証で対応できます。つまり免許の種別は機種によって変わらず、荷重(1t以上か未満か)で異なります。技能講習修了証を持っていれば全種類のフォークリフトを運転できます。
Qバッテリー式とエンジン式はどちらを選べばいいですか?
A作業環境によって選びます。屋内(食品工場・冷蔵倉庫・病院など)では排気ガスが問題になるためバッテリー式一択です。屋外や換気の良い重作業現場ではエンジン式が出力が高くコスト効率も良いです。最近はバッテリー式のコストが下がり、脱炭素・SDGs対応の観点から屋外でもバッテリー式に切り替える企業が増えています。

フォークリフトの主要部品・構造の名称

フォークリフトを操作・管理するうえで、主要部品の名称を知っておくことは重要です。メンテナンス担当者への指示・見積依頼・事故報告の際に正確なコミュニケーションができます。

部品名 役割
フォーク(爪) 荷物を差し込んで持ち上げる鉄製の腕。長さ・厚みによって対応荷物が変わる
マスト フォークを上下させる垂直のフレーム。チルト(傾斜)機能もある
リフトシリンダー フォークを油圧で上下させる装置
カウンターウェイト 後部に搭載された重り。前部の荷物とバランスをとる
オーバーヘッドガード 頭上を守るルーフ部分。落下物からオペレーターを保護
バックレスト フォーク後方の荷崩れ防止フレーム
ティルトシリンダー マストを前後に傾けて荷物の安定を調整する

特にフォーク(爪)の長さと厚みは荷物の形状・パレットサイズに合わせて選定する必要があります。長すぎると走行時に視界が遮られ、短すぎると荷物が落下するリスクがあります。導入時は使用するパレット規格(1,100mm×1,100mmなど)を確認してからフォーク長を指定してください。なお、フォーク以外にも多様なアタッチメント(ローテーター・クランプ・ベールクランプなど)を取り付けることで汎用性が大幅に向上します。アタッチメントを使う場合は油圧系統の負荷増加分を考慮した機種選定が必要です。


フォークリフトの主な事故原因と安全対策

フォークリフト関連の労働災害は年間1,000件以上発生しており(厚生労働省データ)、死亡事故も毎年報告されています。種類・用途に関わらず共通の危険要因と対策を把握しておきましょう。

転倒・横転(最多の事故類型)

カーブや傾斜面での急旋回、荷物の高積みによる重心上昇が主な原因です。対策:旋回時は必ず減速、荷物は低い位置で走行(走行時の標準は30cm以下)。

歩行者との接触

倉庫内の見通しが悪いカーブや交差点での歩行者との衝突が多発しています。対策:歩行者通路と車両通路を分離し、ミラー・警報音・安全確認の徹底。

荷物の落下

フォーク操作ミスや不安定な積載による荷崩れ・落下事故。対策:バックレストに荷物をしっかり当て、過積載禁止・ラップやストレッチで固定。

フォークリフト安全管理の基本ルール
□ 毎日の始業前点検(ブレーキ・ホーン・タイヤ・フォーク状態)
□ 制限速度の設定と遵守(倉庫内は5〜10km/h以下が目安)
□ 荷物を持った状態でのバック走行時は周囲確認を徹底
□ 定期自主検査(月次・年次)の記録保管
□ 無資格者・有資格者の不在時のキー管理徹底

フォークリフト導入・運用にかかる総コストの目安

フォークリフトの導入を検討する際は、本体価格だけでなく維持費・消耗品・人件費(資格取得費用)を含めた総コストで比較することが重要です。

コスト項目 年間目安(1台) 備考
本体償却費 20万〜50万円/年 新車購入の場合(耐用年数5年)
定期点検・修理費 5万〜20万円/年 月次・3ヶ月次・年次点検の合計
燃料費・電気代 5万〜15万円/年 エンジン式はLPG/ガソリン費用。バッテリー式は充電電気代
タイヤ交換 2万〜5万円/台交換 使用頻度で年1〜3回交換が目安
オペレーター資格費用 4〜6万円/人 技能講習受講料(初回のみ)

レンタルを選ぶ場合は月額3〜8万円(機種・台数による)が目安で、メンテナンス費用が含まれるケースが多く、初期投資ゼロで始められる利点があります。1〜2台の導入なら購入より総コストが安くなることも多いため、導入台数・使用頻度・維持管理体制を総合的に比較した上で選択しましょう。


フォークリフトの種類に関するよくある質問(追加)

Qフォークリフトの定期点検はどのくらいの頻度で必要ですか?
A労働安全衛生規則で定められた法定点検として、①始業前点検(毎日)②定期自主検査(月1回および年1回)が義務づけられています。月次点検では走行装置・荷役装置・制動装置・車体の各項目を点検し記録します。年次点検は専門知識を持った担当者または外部業者が行い、点検記録は3年間保管する義務があります。点検を怠ると法令違反となるため、台帳管理を徹底してください。
Qフォークリフトを屋外と屋内の両方で使いたい場合はどの種類が最適ですか?
A屋内外両用ならエンジン式カウンターフォークリフトが最も汎用性が高いです。ただし食品や精密部品を扱う屋内作業では排気ガスが問題になります。その場合は「屋外専用のエンジン式」と「屋内専用のバッテリー式」を用途別に使い分けるのが現実的です。近年は出力向上で屋外でも使えるバッテリー式も増えているため、屋外作業の比率が低いなら全電動化も選択肢です。
Q古いフォークリフトを新しいものに更新する目安はいつですか?
A一般的な更新目安は「使用開始から8〜10年」または「累積稼働時間10,000時間超」です。老朽化すると修理費用が増加し、安全性も低下します。また2030年前後にはカーボンニュートラル規制の影響でエンジン式フォークリフトの新規販売規制が議論されているため、早めのバッテリー式への移行を検討している企業も増えています。更新時は補助金・リース・下取りを組み合わせると総費用を抑えられます。
Qフォークリフトのアタッチメントにはどんな種類がありますか?
A主なアタッチメントは以下の通りです。①ローテーター(荷物を回転させる)②クランプ(丸いドラム缶や紙ロールをフォーク不要で掴む)③ベールクランプ(圧縮紙・繊維製品を掴む)④サイドシフター(フォークを左右にスライドさせてパレットの微調整ができる)⑤マルチプルフォーク(複数段のフォークで積み上げを一度に対応)。アタッチメントを使う場合は荷重が下がるため、定格荷重×補正係数(一般的に0.7〜0.9)で実用荷重を計算する必要があります。
Qフォークリフトの免許なしで作業できるケースはありますか?
A最大荷重1t未満のフォークリフトを操作する場合は「特別教育修了証」(技能講習修了証ではない)で対応できます。また、フォークリフトを使わずに手動で荷物を移動させるハンドリフト(パレットジャック)は資格不要で使用できます。ただし職場内で「無資格のまま使い回している」ような慣習は安全上・法令上のリスクが高く、改善が必要です。

フォークリフト選びのよくある間違いと正しい選定ポイント

フォークリフトを初めて導入する際に多い「選定ミス」と、それを防ぐための正しい判断基準を解説します。

ミス①荷重だけを見て選んでしまう

「3tの荷物を運ぶから3tのフォークリフトを選べばいい」と考えがちですが、荷重の重心が前にある場合は同じ荷重でも転倒リスクが高まります。ロードダイアグラム(荷重線図)を確認し、フォークの前端から荷物の重心までの距離(荷重距離)で実用荷重を計算することが必要です。一般的に荷重距離が大きくなるほど定格荷重は下がります。

ミス②通路幅を測定せずに機種を決めてしまう

カウンター式フォークリフトは旋回半径が大きく、通路幅3m以下では取り回しが難しいケースがあります。事前に通路幅・旋回スペース・作業区画の寸法を計測し、必要な最小旋回半径を満たす機種を選ぶことが重要です。倉庫の通路幅が2〜2.5m程度ならリーチリフトが適切です。

ミス③揚高(積み上げ高さ)を確認せずに購入する

標準的なフォークリフトの最大揚高は3〜4mです。高さ5m以上のラックに積み下ろしする場合は「ハイマスト」や「トリプルマスト」タイプが必要になります。購入後に「高さが足りない」という失敗を防ぐため、使用する棚の最大積付け高さ+パレット高さ+安全マージンで必要揚高を計算してから機種を選定しましょう。

フォークリフト選定前に必ず測る数字
① 搬送する最大荷重(kg)+荷物の重心距離(mm)
② 倉庫・作業場の最小通路幅(mm)
③ 棚の最大積付け高さ+パレット高さ(mm)= 必要揚高
④ 作業環境:屋内/屋外・路面状況(コンクリート/不整地)
⑤ 1日の稼働時間:8時間以上ならバッテリー交換頻度も検討

まとめ:フォークリフトの種類は用途・環境で選ぶ

フォークリフトの種類は構造・動力・タイヤによって多数ありますが、免許は「フォークリフト運転技能講習修了証」1つで対応できます。自分が働く現場・用途に合った種類を理解することで、適切な求人選びができます。特にリーチリフト経験は物流倉庫での高時給案件に直結するため、スキルアップとして積極的に習得することをおすすめします。

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この記事の監修者・運営者

中村圭介

監修

中村圭介

株式会社myteams 代表。人材・求人メディア業界にてマーケティング責任者・取締役として8年以上のキャリアを持つ。SEO対策・Webマーケティング・求人メディア事業の立ち上げ・拡大に豊富な実績を持つ。求職者支援の現場経験をもとに、寮付き求人情報の調査・監修を担当。

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この記事を書いた人

株式会社myteams 代表取締役。人材・求人メディア業界にてマーケティング責任者・取締役として8年以上のキャリアを持つ。製造派遣・期間工・住み込み求人に特化した情報メディア「sumikomi-kojo.com(寮寮ワーク)」を運営。SEO対策・Webマーケティング・求人メディア事業の立ち上げ・拡大に豊富な実績。求職者支援の現場経験をもとに、寮付き求人情報の調査・監修・コンテンツ管理を担当。専門分野:製造派遣・期間工・住み込み求人・SEOマーケティング・人材コーディネーション。

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